マジックの世界大会FISMでは審査基準にマジックアトモスフィアーというものがある。
簡単に言うとその演技が「マジック」になっているか?ということ。
演技を観終わったときに「いいマジック観たな」と観客が思うかどうか?
マジックのコンテストなのでどんなに素晴らしいパフォーマンスでも「今のはマジックだったの?」と思われては減点なのである。
実際にアメリカのマジックコンテストで有名なパントマイマーが演技の中に2つぐらい簡単なマジックをいれてほとんどパントマイムのパフォーマンスで優勝してしまったということがあった。
確かにめちゃくちゃウケたしパフォーマンスは圧倒的に素晴らしかったのだがマジックのコンテストでそれで優勝というのはどうなのか?
ということなのです。
もちろんマジックの演技にジャグリングやパトマイム、ダンスを取り入れることはありなのですがそれがマジックを上回るようであればマジックのコンテストとしてはNGなのです。
お笑い芸人がマジックを取り入れてウケることはあるのですが伝えたいことが不思議なのか?笑いなのか?どちらを重点においているのか?
マジシャンは最終的には不思議を伝えたいのです。
マギー司郎先生は最後はちゃんと不思議を伝えるのでマジシャンなのです。